コーヒーは人間が生存するために必要のないものであるとスイス政府が発表

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コーヒー愛飲者の多くは、「コーヒーは人生に必要不可欠なものだ」と思っていると思います。しかし、スイス政府は「コーヒーは生存に必要ではない」と判断しました。

コーヒーは生存に必要ではない

スイス政府は、「コーヒーは生存のために必要不可欠ではない」と決定し、第二次世界大戦以来初めて、緊急時の備蓄品からコーヒーを外すことを計画しているとアナウンスしました。

緊急時のための備蓄品は定期的に見直されており、コーヒーにはほとんどカロリーが含まれておらず栄養学的な観点から食料安全保障に貢献することはないとして、必ずしも必要なものではないと判断されることになりました

スイスの緊急備蓄システムはWWⅠとWWⅡのあいだに、国家の危機時の食料不足を避けるために開始されました。このシステムによって、外部からの物品の供給が途絶えても、スイス国内でまかなうことができるというものです。

スイスの備蓄品のコーヒーがどれほどあるかというと、生豆が約1万5300トン。これは、スイス国内のコーヒー愛飲者が3ヶ月間コーヒーを飲むことができるほどの量です。それ以外にも、焙煎済みのコーヒー豆やコーヒー製品などが1万6800トンあります。これらをすべて合わせると、もし明日世界が終わったとしても、スイス国民は半年間コーヒーを飲むことができます

これほどの量のコーヒーを備蓄しているスイス政府ですが、「コーヒーにはタンパク質も脂質も消化可能な炭水化物も不足していて、実質的にエネルギーを含んでいない」と指摘。コーヒーは心理的に不可欠なものであるという理由でコーヒーを備蓄することも正当化できないとしました。

この判断に反対する団体の一つであるRéservesuisseは、「コーヒーの持つ抗酸化作用やビタミンなどの利点が考慮されていない」と異議を唱えています。また、コーヒーには様々なプラスの効果があることも報告されています。

コーヒーの備蓄を止めるという計画は2022年末まで効力を持たず、また、この計画は最終決定されたものでもありません。11月に行われる最終決定までにパブリックコメントが求められており、研究者などから反対意見が寄せられる可能性もあります。

Source:Switzerland Has Decided Coffee Is Inessential For Life