コーヒーを飲みすぎると頭が痛くなるというのはなんとなく感覚でわかることだと思いますが、実際にコーヒーと偏頭痛にどのような関係があるのかを調べた研究はほとんどありません。
The American Journal of Medicineで発表された新しい研究では、カフェインが偏頭痛の引き金になっているかも?ということを調べています。
カフェインと偏頭痛には関係性がある?
この研究では、月に2回以上15回未満の偏頭痛を経験している成人100人を調査しています。
100人の実験参加者には以下のようなアンケート調査をオンライン上で行いました。
・1日に2回、6週間に渡って調査を行う
・どれくらいカフェインを摂取したか
・カフェインを摂取した日には片頭痛が起こったか
1日にどれくらいカフェインを摂取していて、いつ偏頭痛が起きているのかを調べたということですね。
その結果、
・平均して6週間で8回偏頭痛を感じていた
・カフェインを1日に3杯以上摂取した日には片頭痛が起きる可能性が高かった
・逆に、1~2杯のカフェインと偏頭痛の間に関連性はなかった
となっています。コーヒーを1日3杯以上飲むと良いという研究がある一方で、偏頭痛持ちの人の場合には悪影響もあるのかもしれません。
ただ、この研究ではもっと細かい関連性、具体的には
・どのカフェイン飲料が偏頭痛のトリガーになりやすいのか
・カフェインを摂取する時間帯は関係あるのか
などはわからないので、やはり自分の体に聞いてみるという身も蓋もない結論ですね。
偏頭痛に悩んでいる人はコーヒーの量を減らすか、デカフェのコーヒーを飲むようにしてみると良いかもしれません。