コーヒーを飲みながらグループ作業をするとパフォーマンスが向上するという研究結果をカリフォルニア大学デービス校が発表しています。
コーヒーがグループ作業のパフォーマンスを向上させる
カリフォルニア大学デービス校は、コーヒーが個人に与える影響ではなく集団に及ぼす影響について研究しました。
この研究では、コーヒーを飲みながら議論をするグループとコーヒーを飲まずに議論をするグループに分け、パフォーマンスを比較するというものです。その結果、
・コーヒーを飲むグループの方が議論の数が多い
・コーヒーを飲むグループの方が議論の質が高い
・コーヒーを飲むグループの方がお互いに関わり合う傾向がある
・コーヒーを飲むグループの方が議論の質が高い
・コーヒーを飲むグループの方がお互いに関わり合う傾向がある
ということがわかりました。この研究ではさらに、議論の最中ではなく前にコーヒーを飲んだ場合にはどうなるのかも検討しています。そして、作業の前にコーヒーを飲んだ場合にも同様の効果が得られました。
さらに
・コーヒーを飲んだグループは自分自身とグループのパフォーマンスをより肯定的に評価した
という結果にもなっていて、客観的な評価だけではなく自己評価も高まっています。
カフェインの効果なのか?
この研究によって、カフェインによってパフォーマンスが向上したと断定することはできません。コーヒーを一緒に飲むという行動によって社会的な効果が生じたという可能性もあります。
研究者は、カフェインと社会的な側面の両方が影響していると考えています。